シーレム セキュリティは、盗聴・盗撮機器の調査発見撤去、ならびに盗聴盗撮防止コンサルタントの専門社です。

調査について

「盗聴波を受信する」とは?

 「盗聴器」は一種の無線機です。盗聴波というのは盗聴器が発信する電波であり、それを受信・発見するためには、無線を受信する機器である「無線受信機」を使用します。
 電波には周波数があり、ある電波を受信するには、無線受信機にその電波の周波数を設定する必要があります。設定というのは難しい操作ではなく、テレビやラジオのチャンネルを合わせる感覚で簡単にセットできます。

 上の画像は、無線受信機が周波数「398.605MHz」に設定されているところです。この周波数は、盗聴器によく使われる周波数のうちの一つです。

 上の左図のように、盗聴器が398.605MHzの電波を発射し、無線受信機が電波到達範囲内にあると、その電波を受信します。上の右画像は、398.605MHzの電波を受信している無線受信機の様子で、いわゆる「盗聴波をキャッチしている状態」です。

 上の画像は、無線受信機の周波数を、398.605MHzから398.705MHzにずらしたところです。するとたちまち受信はできなくなり、反応が受信機から消えてしまいます。周波数がわずか0.1ずれただけでもキャッチできなくなるということです。
 盗聴器の発見は、このように無線受信機を盗聴器の周波数に正確に合わせてキャッチすることで行ないます。しかし、盗聴器の周波数は、盗聴器を仕掛けた人間しか知りません。なので、ダイレクトに周波数を入力してキャッチすることはできません。
 よって、周波数を001.000MHzから音声搬送で使われ得る上限までを、周波数を少しずつ上げながらくまなく探していくという作業を行ないます。これが調査の基本作業となります。

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